予防歯科
予防歯科
むし歯や歯周病になってからの「治療」ではなく、むし歯や歯周病にならないための「予防」に重点をおきます。一度削った歯は、健康な歯と比べてむし歯になりやすく数年後に再び治療が必要となることが多いです。これを繰り返していると、最終的に歯を抜かなければならないケースも多くあります。
当院は、スウェーデン式予防歯科の考えを取り入れ、将来のご自身の為に「むし歯をつくらない」を目指しています。そのため、歯が悪くなってから歯科医院に行くのではなく、歯が悪くなる前からの定期的なメインテナンスが大切であると考えています。
歯科医院で行う「プロフェッショナルケア」
ご自宅で行う「セルフケア」
予防歯科には、プロフェッショナルケアとセルフケアの2つが大切です。
どちらかが欠けてもお口の健康を維持することが難しく、歯科医院と患者様での二人三脚での取り組みが必要となります。
どんなに性能が良い被せ物でも、天然歯には勝てません。病気を未然に防ぐことで、大切な天然歯を守ります。
むし歯やお口の中の不調を「早期発見・早期治療」することで、治療範囲を必要最小限にとどめます。
病気になって大がかりな治療を受けた場合と、年に2~3回、定期検診を受けた場合の費用を比較すると、定期検診を受けた方が治療にかかるコストは抑えられます。
「家族単位」の予防意識が向上することでお子様のむし歯リスクを下げることができます。
予防に対する意識が高くなるにつれて、家族全員のお口の健康につながります。
お口の中の状態や生活習慣、むし歯・歯周病のリスクは患者様それぞれ違います。
歯科医師や歯科衛生士より患者様に合った歯ブラシ、歯磨き粉の選び方やセルフケアの方法を提案、指導させていただきます。
以下の6つのSTEPで行います
STEP1口腔内の診察
STEP2歯石取り(スケーリング)
歯に付着した歯石を専用器具で除去します。歯石は歯周病の大きな原因となるため、定期検診でこれを取り除くことは、歯周病予防のために欠かせません。
STEP3PMCT(歯のクリーニング)
1gのプラーク(歯垢)の中には、1000億個以上の細菌が隠れています。
そのような歯垢、歯石を専用の機器を使用し、セルフケアでは磨きづらい部分を中心に汚れを取り除きます。
STEP4パウダーメンテナンス(エアーフロー)
エアーフローは歯の表面の清掃を行う機械の一種で、非常に細かなパウダー粒子をジェット噴射で歯に吹きつけることにより、歯にこびりついた汚れを効果的に落とします。一般的には、歯の着色やヤニを除去する用途で使用されますが、通常使用する機械では落とせない歯の表面についたプラーク(バイオフィルム)の除去にも効果が高いため、歯周病治療にも効果的です。
STEP5フッ素塗布
歯の表面にフッ素を塗って、歯質を強化してむし歯から守ります。小さなお子様だけでなく、大人の方でもむし歯予防に効果的です。
STEP6最終チェック
最後にフロスで歯と歯の間もきれいに掃除し、お口全体をチェックします。